半商いきもの観察記#44 7/21 セミ!!!

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夏休みが始まりました!今日から長期休暇を利用していろいろなことに挑戦してほしいです!例えばいきものを飼うとか!!!

夏休み最初ということで多くの人がうんざりしているであろういきものについて紹介します!

普段見るセミの中でも少し珍しい「ニイニイゼミ」です。少し小さく羽は透明、顔の横のでっぱりが特徴的なセミです。

ニイニイゼミです!みなさん”セミ”と一口に言ってもたくさん種類がいることを知っていますか?有名なところだと「アブラゼミ」「クマゼミ」「ツクツクボウシ」「ミンミンゼミ」「ニイニイゼミ」あと涼しい山では「ヒグラシ」などがいますね!ざっとあげただけでも6種類いつでもうるさく感じるいきものたちですが実は種類豊富なんです。

うるさいし、急に飛ぶし、水分飛ばしてくるし・・・なんて理由で嫌いな人も多いと思いますがセミの生態を知って少しでもセミを理解してあげてください。

羽をはばたかせる様子!

ということで今回はセミ豆知識集!

「セミは1週間しか生きない」は間違い!

たしかに天敵も多く最近の暑さに負けてすぐ死んじゃうけどセミたちも環境がよければ1か月程度は生きていけます!羽化して相手を見つけて交配して産卵してなんて1週間じゃとてもできないよ!!しかも種類によって少し変わるけどセミは幼虫期に7年ほど土の中で過ごしています。昆虫界でも長寿ないきものなんです。なんで1週間なんて言われるようになったんだろう・・・

「セミは飛ぶときにおしっこをかけて敵を追い払う」は間違い!

飛ぶときにおしっこをかけてくるからセミ嫌い!というのも聞きますね。たしかに排泄動作なのでおしっこに変わりないのですが敵を追い払うためではありません。セミは樹液しか食べれません。そして樹液とは木の吸い上げた水分そのものなのでたくさん摂らないとまともな栄養になりません。でも体の小さいセミが樹液をガブガブ飲んでも限界があるので実はセミは木に止まり樹液を飲んでいるときでも排泄をしています。そして飛ぶときにかけてくるのは羽を動かすために筋肉を使うとお腹が圧迫されて体の水分が出てしまうんです。なんとも情けない理由ですね・・・

ということで少しでも理解してもらえましたか?

いやでもたくさん見ると思うので少しでも理解をしてもらえると嬉しいです。